仕事終わり、リビングでソファに沈みながら「少し観てみようかな」とNetflixを再生。
──ところが、開始わずか5分で息を呑みました。
リモコンを握る手が汗ばみ、鼓動が速くなる。気づけば背筋は伸び、視線はスクリーンから離れない。
「時速100kmを下回れば爆発」
たった一つの条件が提示された瞬間、くつろぎのリビングが“緊迫した新幹線”に変わりました。
観客であるはずの自分が、いつのまにか列車の乗客になっていた──。
作品概要とあらすじ
作品概要
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | 新幹線大爆破(英題:Bullet Train Explosion) |
公開/放送/配信 | 2025年4月23日より Netflix にて全世界独占配信 |
企画/制作 | 制作:Episcope ほか(Netflix 出資含む) |
配給 | Netflix(配信) |
監督 | 樋口真嗣 |
脚本 | 中川和博、 大庭功睦 |
原作 | 東映映画『新幹線大爆破』(1975年作品)をリブート/続編的扱い |
音楽 | 岩崎琢(タク Iwasaki)など複数名が担当(Taku Iwasaki など) |
主演 | 草彅剛(Tsuyoshi Kusanagi) |
主な出演 | 細田佳央太(Keiji Fujii)、のん(Chika Matsumoto)、斎藤工、尾野真千子、要潤、豊嶋花 他多数 |
上映時間 | 上映時間:134 分(または 134 分前後) |
配信 | Netflix(世界独占配信) |
製作年/国 | 2025年/日本 |
あらすじ(ネタバレなし)
はやぶさ60号は、新青森駅から東京へ向けて定刻通りに出発する。
その車内に“時速100kmを下回れば爆発する爆弾”が仕掛けられていた。
停車も緩行も許されない異常事態のなか、車掌・高市(草彅剛)、若手職員・藤井(細田佳央太)、運転士・松本(のん)は、それぞれの立場で判断を迫られる。
列車をとめられない緊張感の中で、彼らは何を選ぶのか──観客もまた、列車の一部として息を飲む展開に巻き込まれていく。
キャストと演技の魅力
キャスト
役名 | 俳優 | 備考・役どころ |
---|---|---|
高市和也(車掌) | 草彅剛 | はやぶさ60号の車掌。乗客を守ろうと奔走する中心人物 |
藤井慶次(車掌) | 細田佳央太 | 車掌として列車に関わる若手職員 |
松本千花(運転士) | のん | 列車の運転を担う運転士 |
加賀美裕子 | 尾野真千子 | 衆議院議員。列車の乗客としても登場 |
等々力満 | 要潤 | 起業家YouTuber など、乗客の一人として登場 |
小野寺柚月 | 豊嶋花 | 修学旅行生の乗客の一人 |
市川さくら | 大後寿々花 | 乗客。教師役として登場 |
笠置雄一 | 斎藤工 | 新幹線総合指令所・総括指令長 |
福岡祐希 | 尾上松也 | 救出班側の運転士役 |
新庄一 | 田中要次 | 保線担当者、救出関係者 |
川越吉晴 | 岩谷健司 | 刑事役(警視庁) |
諏訪茂 | 坂東彌十郎 | 官房長官役 |
佐々木健太郎 | 田村健太郎 | 総理補佐官役など |
小野寺勉 | 森達也 | 柚月の父。過去の事件関係者として登場 |
古賀勝利 | ピエール瀧 | 爆弾関連の関係者。過去事件との関わりを持つ役柄 |
黒田大輔 | 黒田大輔 | 乗客または関係者として登場 |
松尾諭 | 松尾諭 | 乗客または関係者として名前が確認されている |
六平直政 | 六平直政 | 脇役扱いでキャストに名を連ねる |
草彅剛(車掌・高市)
ただ冷静に列車を守るのではなく、「人の命を背負う」責任感をにじませる演技が圧巻。テレビ越しでもその眼差しの強さに胸を打たれ、「この人になら命を預けたい」と思わされました。
細田佳央太(藤井)
経験不足からの不安や揺れる心情をリアルに描き、観る側の共感を誘います。ソファから「頑張れ!」と声をかけたくなるほどの存在感。
のん(運転士・松本)
毅然とした姿で列車を走らせる運転士。彼女の落ち着いた所作は、極限状況の中で観客に安心感を与えました。
サブキャスト陣
- 尾野真千子:冷徹な政治家役で、人間味と権力の狭間に揺れる複雑さを表現。
- 要潤:富豪インフルエンサー役。派手さの裏に恐怖を抱える人間味が印象的。
- 豊嶋花:等身大の女子学生役。観客が感情移入しやすい視点を与えてくれる。
- 斎藤工:運行統括役。リーダーシップを持つ冷静な判断力で物語に厚みを加えていました。
見どころと魅力
速度計の針が揺れる瞬間
画面に映る針が「100」に近づくたび、心臓がバクバク。リモコンを握りつぶしそうになるほどの緊張感!
まるで「自分が減速させたら終わる」と錯覚してしまうほどでした。
トンネル突入の暗闇
部屋の照明を落として観ていたら、画面のトンネルの闇とリビングの暗さが一体化。
「やばい、出られない!」と叫びそうになる没入感に鳥肌が立ちました。
車掌の決断シーン
草彅剛演じる高市が、震える乗客たちを前に毅然と立つ姿。その目の強さに涙がこぼれました。
ただのパニック映画ではなく、「人が人を守る物語」なんだと実感した瞬間です。
実際に観て感じたこと
実際に観て感じたこと
- リビングが列車に変わる没入感
「自宅だから落ち着いて観られるだろう」と思ったら大間違い。気づけばソファが座席に、テレビが窓に見えてしまうほどの臨場感でした。 - 怖いのに楽しい!
心臓に悪いほどのスリルなのに、なぜか楽しい。観終わった瞬間に「もう一度体験したい」と思ってしまう中毒性がありました。 - 仲間と観れば2倍盛り上がる
一人で観ても緊張感すごいですが、家族や友人と一緒に観れば「止まるな!」「走れ!」と叫んでしまうこと間違いなし。まさにホームシアター向きの映画です。
演出と音楽の力
カメラワークは狭い通路を縦横無尽に動き、視聴者を“走っている気分”にさせます。
音響も秀逸で、低音の響きが心臓を揺さぶり、無音の緊張が逆に恐怖を煽る。
自宅のテレビでも十分すぎる臨場感で、サウンドバーやヘッドホンを使えばさらに没入感が増します。
SNS・視聴者の口コミ
ポジティブな感想
・「手汗が止まらなかった」「息をするのを忘れるほど緊張した」など、スリルを称賛する声が多数。
・草彅剛さんの演技に「存在感が圧倒的」「泣いた」との反応も。
・「Netflixでここまでできるのか」と映像技術への驚きも多く見られる。
ネガティブ・中立的な意見
・「テンポが速すぎて人物描写が浅い」「旧作の重厚さが懐かしい」といった声も一部あり。
・VFXが中心になり“人間ドラマの余韻が薄い”という意見も散見。
・一方で「2回目に観たら印象が変わった」という再評価コメントも増加中。
運営者コメント
全体的に好意的な意見が多く、特に主演陣の演技と映像クオリティが高く評価されています。
一方で、旧作ファンからの比較意見もあり、“リブートとしての挑戦”が話題の中心となっています。
サスペンス作品としての完成度と、Netflixらしい映像の進化が共存した1本といえるでしょう。
楽しみ方のコツ(HowTo)
- 照明を落とす → トンネル突入シーンで没入感が増す
- ヘッドホン使用 → 音響の迫力で心臓が掴まれる
- 誰かと観る → 思わず声を出して盛り上がれる
- 新幹線に乗る前に観る → 実際の体験とリンクしてスリル倍増(ただし心臓に悪い!)
FAQ(よくある質問)
Q:1975年版との違いは?
A:1975年の東映映画『新幹線大爆破』(監督:佐藤純彌)を原案とするリブート作品です。
現代の社会背景やテクノロジーを反映し、登場人物や舞台設定が大幅に刷新されています。
Q:劇場でも観られますか?
A:Netflix独占配信が基本ですが、特定の劇場(イオンシネマ シアタス調布・心斎橋、グランドシネマサンシャイン池袋など)で期間限定上映が予定されています。
Q:グロテスクな描写はありますか?
A:ほとんどありません。心理的な緊張感やスリルが中心で、幅広い世代が楽しめます。
Q:主演・草彅剛さんの演技は?
A:冷静さと人間味を兼ね備えた車掌像を演じ、「命を預けたくなる存在感」と高い評価を受けています。
Q:オリジナル版を観ていなくても楽しめますか?
A:問題ありません。リブートとして独立した物語構成になっており、初見の方でも理解しやすい内容です。
Q:主題歌や音楽担当は?
A:音楽は岩崎琢が担当。主題歌は2025年10月時点では未発表です。
まとめ
『新幹線大爆破』は、観客を“走る列車の一員”にしてしまうほどの緊迫感と臨場感を備えたサスペンス作品です。
草彅剛さんをはじめとするキャスト陣の演技、そして映像・音響の完成度が、観る者の想像を超えるスケールで迫ってきます。
スリルと人間ドラマの両方を味わえる、Netflixならではの一本。
週末の夜、静かな部屋でぜひ体感してみてください。
運営者からの注意事項
本記事は2025年10月時点で公表されている情報をもとに執筆しています。キャスト・公開日・配信状況などは変更となる場合があります。最新情報は公式サイトや公式SNSをご確認ください。
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