【暮らしの習慣⑦】1日1個モノを減らす断捨離習慣|初心者がつまずかない始め方と続けるコツ

暮らし記事「1日1個モノを減らす断捨離習慣」のアイキャッチ画像。 明るい部屋に片づけられた収納棚と段ボールが置かれ、スッキリした雰囲気。 暮らしの習慣

クローゼットを開けると服がぎゅうぎゅう、机の上には読みかけの書類や郵便物が山積み……。
「よし、断捨離しよう!」と思い立っても、どこから手をつければいいのかわからず、結局そのまま。
気づけばまた、部屋も気持ちもごちゃついている──そんな経験はありませんか?

私も以前はまさにその状態でした。
ですがある日、「1日1個だけモノを減らす」というゆるいルールを取り入れてみたところ、思いがけない変化が訪れました。
少しずつ部屋が整い、探し物が減り、気づけば心まで軽くなっていたのです。

断捨離は「一気に片づける」ものではなく、“少しずつ整える”暮らしの習慣
特別なスキルも道具もいりません。
この記事では、初心者でも無理なく続けられる「1日1個断捨離習慣」の始め方と、
つまずかずに続けるためのコツを、体験談を交えながら丁寧に紹介します


断捨離とは?基本をおさらい

「断捨離(だんしゃり)」という言葉は、もともとヨガの思想から生まれた考え方です。
単に“モノを捨てる”という意味ではなく、次の3つのステップを通して、
自分にとって本当に必要なものと向き合う行為を指します。

段階意味具体例
断(だん)不要なものを新しく取り入れないセール品を「とりあえず買う」をやめる
捨(しゃ)すでに持っている不要なものを手放す使っていない服や書類を整理する
離(り)モノへの執着から自由になる「もったいない」気持ちから解放される

断捨離の目的は、「片づけ」ではなく「暮らしを軽くする」こと。
モノを整理することで思考もスッキリし、時間や心に余白が生まれます。

私自身もこの考え方を知ってから、「片づけ=我慢」ではなく、
「心を整えるための選択」として前向きに取り組めるようになりました。

「1日1個」断捨離習慣の魅力

断捨離というと「週末にまとめて片づける」「一気に捨てる」といったイメージを持つ人も多いですが、
実は“少しずつ手放す”ほうが長続きしやすく、効果も実感しやすいんです。

ハードルが下がる

「家中を一気に片づけよう」と思うと、時間も気力も必要です。
でも「今日はこれ1個だけ」と決めると、たった数分で終わるので気軽に始められます。
完璧を目指さず“1日1個”なら、忙しい日でも無理なく続けられます。

少しずつでも確実に前進

1日1個でも、1年続ければ365個。
引き出しの中、棚の上、バッグの中…少しずつ片づけるうちに、気づけば家全体が整っていきます。
「やらなきゃ」と思っていたストレスからも自然と解放されていきます。

心が軽くなる

小さくても“やれた”という達成感が生まれ、「今日はもう1個やってみよう」と前向きな気持ちに。
モノを減らすことで、心にもスペースができていくのを感じます。


実際にやってみた体験談

私がこの習慣を始めたきっかけは、「使えないボールペンを1本捨てた」ことでした。

たったそれだけなのに、驚くほどスッキリした気分になったんです。
「こんな小さなことに意味があるの?」と思っていたのに、心の中まで整理されたような軽さがありました。

その後も、

  • 読まなくなった雑誌
  • 使っていないマグカップ
  • 期限切れのポイントカード

などを1日1個ずつ減らしていくうちに、「私、不要なものに囲まれていたんだ」と気づきました。

数週間もすると、机の上がすっきりして作業がはかどるように。
朝の支度もスムーズになり、思考まで整っていく感覚がありました。

断捨離を“苦行”ではなく“リセットの習慣”として取り入れると、毎日が驚くほど軽やかになります。


初心者がつまずきやすいポイントと対処法

断捨離を始めても、途中で手が止まったり、気持ちが揺らぐことは誰にでもあります。
ここでは、よくある“つまずきポイント”と、その乗り越え方を紹介します。

「もったいない」が頭をよぎる

高かった服や思い出の品は、手放すときに心が痛むもの。
そんなときは「写真に撮って残す」のがおすすめです。
データとして記録しておけば、思い出は消えません。
形ではなく“記憶として持つ”と考えると、気持ちが軽くなります。

判断できずに止まってしまう

「いつか使うかも…」という気持ちは、誰にでもあります。
そんなときは「保留ボックス」を用意しましょう。
箱に入れて3か月触らなかったものは、きっと今後も使わないはずです。
“保留→見直し→手放す”のサイクルをつくると、自然に判断力がつきます。

一気にやろうとして疲れる

休日にまとめて片づけようとすると、途中で疲れてやめてしまいがちです。
「1日1個」なら5分で完結。
少しずつ積み重ねたほうが、結果的に大きく進みます。


今日からできる!断捨離のステップ

「やる気はあるけど、何から始めたらいいかわからない」
そんな人でも、これから紹介する4ステップを意識するだけで、今日からすぐに動けます。

ステップ1:小さな場所から始める

いきなり家全体に手を出すのではなく、
“机の引き出し1つ”“バッグの中”など、小さく始めるのがコツ。
短時間で達成できるから、続ける自信がつきます。

ステップ2:3つに分けるルール

モノを手に取ったら「必要・不要・保留」の3分類。
迷ったら即「保留」に入れると、判断がスムーズです。

ステップ3:1日1個のマイルールを決める

「今日はペン1本」「今日は本1冊」でOK。
“できた”という達成感が積み重なると、自然と習慣になります。

ステップ4:Before/Afterを記録する

片づけた場所を写真に撮っておくと、目に見える変化がモチベーションに。
「少しずつ片づいてる」という実感が続ける力になります。


楽しく続ける工夫

断捨離は「我慢」や「修行」ではありません。
楽しみながら続けることで、生活に自然となじみます。
ここでは、無理なくポジティブに続けるためのヒントを紹介します。

家族や友人と“断捨離デー”をつくる

一人で黙々とやるより、誰かと一緒に取り組むと楽しさが倍増します。
「今日は本」「来週はキッチン」とテーマを決めて進めれば、ゲーム感覚で続けられます。
達成したらちょっとしたご褒美を設定しても◎。

フリマアプリを活用する

「捨てるのが苦手…」という人におすすめなのが、“誰かに使ってもらう”発想。
メルカリなどで売ることで、モノが再び誰かの役に立つ喜びを感じられます。
お小遣いにもなって一石二鳥です。

チェックリストを作る

「今日はバッグ」「明日は冷蔵庫」など、1日1テーマをリスト化。
達成欄に✅をつけると、“見える進捗”がやる気を保ってくれます。


FAQ(よくある質問)

Q1. どこから始めればいいですか?
→ 小さなエリア(引き出し・バッグの中・机の上など)から始めましょう。
短時間で完結できる場所を選ぶと、達成感が得られて続けやすいです。

Q2. 後悔しないためには?
→ 写真を撮ってから手放すのがおすすめです。
「思い出を残しつつ整理」できるので、気持ちの区切りがつきやすくなります。

Q3. 続けられるか不安です…
→ 「1日1個ならできる」と思えるハードルの低さが、この習慣の強みです。
完璧を目指さず、「できた日」を積み重ねていきましょう。


まとめ|断捨離は「小さな一歩」の積み重ね

断捨離は、単にモノを減らす行為ではなく、
「自分に本当に必要なものを選ぶ」ための思考習慣です。

1日1個から始める
小さな達成感を積み重ねる
完璧を目指さず、楽しみながら続ける

この3つを意識すれば、誰でも無理なく生活を整えられます。
今日からまず1つ、手放してみませんか?
きっと部屋も心も軽くなり、日々の呼吸までスムーズに感じられるはずです。


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運営者からの注意事項(更新:2025年10月10日)

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